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リンゴをもらった黄太郎
落ち着いてもらって落ち着いて食べているけれど
リンゴは最大級の楽しみ
っていうものがにじみ出る時間であります


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黄太郎はリンゴは手の甲に乗せて食べるのだけれど
ここまでくると
黄太郎はリンゴを掴まないのではなく
確実に掴めない
掴んで食べる物として黄太郎にインプットされていない
おっさんの出した実に勝手なおもしろ結論


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手の甲にあるリンゴを少しずつかじって食べるものだから
ずーっと下を向いています
写真撮るのきっつ!
いやいいんだわ
写真はもう主たる物ではなくなった
こうやって黄太郎と同じ空間で同じ時間を過ごすこと
最大級の幸せってやつです


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ちょいと角度を変えてみたり
変わらんけどね
おっさんの中では楽しくて楽しくて
手が揃ってる
リンゴが見えないのに何かモグモグしている
黄太郎はおもしろすぎるよ~


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見えないと思っていたら何か見えた
ちっさ!
こんな小さくなったリンゴを大事に大事に食べる
無くなってしまうのが寂しくて
愛おしいリンゴ・・・


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黄太郎そうなの?


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もう二切れくらい欲しいなあ
静かに目で語る
黄太郎の顔が見えるタイミングはいくつもあるのです
通って通って黄太郎の行動をできるだけ把握する
それで得たものは
静かで単発で気まぐれで頬の緩む
最高に幸せな時間の数々であります